金曜ロードショー

ズートピア』を見たんですよ。さっき、金曜ロードショーで。

私は見るのは3回目で、2回は公開初日と最終日、つまり2年前の春先です。ズートピアの差別や苦難を乗り越えて前に進む話に2年前の私は素直に感銘を受けて、キラキラとした輝かしい気持ちを抱いたものです。毎日主題歌を聞きながら学校に通い、胸を張って生き生きと「これから正義のために生きるんだ!」なんて意気込んで。あの頃の私は美しかったとそう思えます。今よりはずっと素直で悪を認めず善を信じ続けていましたよ。少なくとも、ディズニー映画を見て「人も通じ合えるんだ!」「私が愛せば皆も愛してくれるんだ!」と心の底から期待するほど。

それがどうです?今見終わった感想は、「真っ直ぐだなあ」でした。もちろん、ウサギの警察官も相棒のキツネもそれぞれにひねくれてるところはありますし、ニック(キツネの方)なんかは過去にトラウマもあって中々に屈折してますが、でも普通に幸せになるんですよ。ハッピーエンド。努力は実るみたいな。信頼は信頼で返されちゃうんですよこの世界では。圧倒的な信頼を置いていた立場からの裏切りは起こらない。裏切りが起こったとしてもそれは罪として罰が与えられる。正当化はされない。

まあそりゃあディズニー映画ですし、バッドエンドにもメリーバッドエンドにもできませんよ。信頼は信頼で返すのがお約束ですし悪が悪のまま隠蔽され続けるというのもないでしょう。作り話ですからね。

いや、素晴らしい映画なんですよ。大好きなんです。主人公も相棒も可愛くてもう何回でも見たいですよ。でも、見る度に結構私はダメージを喰らうんです。

「努力がこんな風に報われたらなあ」「信頼出来る人がいたらなあ」「誰かに愛される経験をしていたらなあ」「相手をこんなに素直に見れたらなあ」「相手の言葉が自分に届いたらなあ」

なんて考えて、いやありえないなあと一人で自分に呆れるんです。私は他者の言葉を全く信じられませんし、信頼は裏切りで返されたことばかり、努力はいつだって報われない。だからこの物語を見ていて、ここの世界の人(というか動物?)たちは真っ直ぐだなと思いましたね。ええ、眩しいくらい。

2年前のように希望を抱いて相手に期待するなんてきっと一生できないでしょうから。友人曰く、私はすっかり変わってしまったらしく良くいえば「割り切れる大人になった」悪くいえば「心がなくなった」という言われ方をしたのを思い出します。別に嬉しいとか悲しいとかはあるので心はあると思いますけどね。でも確かに、親の前でも人前でも自分の前ですら滅多に泣かなくなってしまったし、今まではその人を幸せにしたくて優しくしていたのも、優しくするのが正しいからしているだけになってしまって、相手がどんなに悲しんでいても情緒的サポートのひとつもできず確かに心は減ってるのかなとも思います。実際、このまま無くなってくれたらとも考えますよ。その方がずっと楽でしょうね。理想的ですよ。

 

珍しく弱ってますね。明日からまた強く生きましょう。