解放

疲れてしまった。

誰かと恋に落ちた、付き合った、友人とすれ違った嫌われた、努力が出来なかった、何も出来なかった。そういう全てに疲れてしまった。家族とさえ関わるのが辛い。誰かと関係を持つのが重しになる。人と関わるのが怖い。

今日も上手く生きれなかった。毎日怠惰なままで、周りは頑張っているのに、成長しているのに、まともなのに、僕はダメだった。ダメだったんだ。

誰かが「死にたいと思っても実際死に直面すると生きたいと思うものだ。」と言った。

僕はこの前死にそうになった。それでも、「嗚呼、やっと楽になれるな…」と思った。酷く安堵し目を瞑り幸福さえ感じた。結局助けられてしまったけれど、確かに死に対して僕は安堵したのだ。

明日への恐怖、家族の期待、人間関係、自分の能力、世間の目、将来への不安…。

それら全てをその一瞬で消え去ってしまえるなら僕の命などどうでもいいと思える。それだけでひどく安心してしまう。

きっと僕は生きなくていいと言われたい。死ぬことを許されたい。否、死ぬことを望まれたいのだ。きっと。

楽になりたい。